2016年6月29日水曜日

イチローが持つ7つのギネス記録とは?


大リーグ、マーリンズのイチロー選手が、今月15日にマークした日米通算4257安打が、ギネス世界記録に認定されました。
イチロー選手は今月15日のパドレス戦で、日米通算の安打数を4257本とし、ピート・ローズ氏が持つ大リーグ通算最多安打記録を上回りました。
この記録について、ギネス・ワールドレコード社が24日、「プロ野球における通算最多安打数」として世界記録に認定したと発表しました。
イチロー選手のギネス世界記録は、2004年に達成した大リーグ年間最多安打の262本や、2007年のオールスターゲーム史上初のランニングホームランなど、これで7個目になりました。
イチローの日米通算安打数 ギネス世界記録に認定 | NHKニュース

 ということでイチローが現在保有している7つのギネス記録は以下

・ 新人最多安打:242(2001年)
 シューレス・ジョーことジョー・ジャクソンが1911年に記録した233を更新

・ シーズン安打:262(2004年)
 ジョージ・シスラーが1920年に作った257安打を更新。なおルーキーイヤーの242安打も歴代10位

・ シーズン200安打以上:10回(2001年~2010年) ※ピート・ローズとタイ記録
 
10年連続200安打(2001年~2010年)
 イチローに次ぐのはウィリー・キーラーの8年連続(1894年~1901年)

・ オールスターゲームでのランニング本塁打(2007年)

・ シーズン連続盗塁成功:39(2006年)
 本来シーズン記録はビンス・コールマンの44盗塁らしいですがなぜかイチローがギネス記録に

・ プロ野球における通算最多安打数:4257~(1992年~)

安打系の記録は大体1世紀前くらいの選手達を相手にしているという凄さ。

2016年6月27日月曜日

「実況パワフルプロ野球2016」対決動画



1 【福岡ソフトバンクホークス】 今宮健太 vs 森唯斗
2 【北海道日本ハムファイターズ】 西川遥輝 vs 中田翔
3 【千葉ロッテマリーンズ】 井上晴哉 vs 鈴木大地
4 【東京ヤクルトスワローズ】 畠山和洋 vs 川端慎吾 vs 山田哲人
5 【読売ジャイアンツ】 小林誠司 vs 菅野智之
6 【阪神タイガース】 今成亮太 vs 藤浪晋太郎
7 【中日ドラゴンズ】 亀澤恭平 vs 平田良介
8 【東北楽天ゴールデンイーグルス】 松井裕樹 vs 則本昂大
9 【オリックス・バファローズ】 松葉貴大 vs 西勇輝
10 【横浜DeNAベイスターズ】 石田健大 vs 今永昇太
11 【埼玉西武ライオンズ】 秋山翔吾 vs 菊池雄星
12 【広島東洋カープ】 丸佳浩 vs 菊池涼介、鈴木誠也

2016年6月20日月曜日

フォーブスのポジション別給料をもらい過ぎの選手ランキングに突っ込んでみる

ポジション別給料をもらい過ぎの選手ポジション/年俸/平均打率/ホームラン/打点
1. カルロス・ルイス(フィラデルフィア・フィリーズ)/捕手 850万ドル 2割3分1厘 3本 26点
2. ライアン・ハワード(フィラデルフィア・フィリーズ)/一塁手 2,500万ドル 2割2分6厘 17本 67点
3. マット・ケンプ(サンディエゴ・パドレス)/右翼手 2,175万ドル 2割6分1厘 16本 78点
4. マイケル・ボーン(アトランタ・ブレーブズ)/中堅手 1,400万ドル 2割4分6厘 3本 34点
5. マット・キャン(サンフランシスコ・ジャイアンツ)/投手 2,080万ドル
6. オマール・インファンテ(カンザスシティ・ロイヤルズ)/二塁手 775万ドル 2割5分3厘 5本 50点
7. ホセ・レジェス(コロラド・ロッキーズ)/遊撃手 2,200万ドル 3割2厘 9本 53点
8. ジョシュ・ハミルトン(テキサス・レンジャーズ)/左翼手 2,800万ドル 2割5分9厘 14本 43点
9. パブロ・サンドバル(ボストン・レッドソックス)/三塁手 1,760万ドル 2割6分6厘 13本 66点
ポジション別、MLB「給料もらいすぎ選手」 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

ということで野球データを統計学的に分析するセイバーメトリクスをもとに、「給料をもらい過ぎの選手」をポジションごとに選出した。 と記載しているので実際にFangraphsのデータを元に検証してみます(6/19時点、打席100以上の選手をセレクト)。

キャッチャー
Carlos Ruiz 28試合 .214/.306/.337 WAR0.3 $8.5M
Brian McCann 56試合 .207/.314/.374 WAR0.3 $17M
Russell Martin 60試合 .215/.306/.317 WAR-0.1 $15M
A.J. Pierzynski 42試合 .194/.224/.230 WAR-1.1 $3M WARワースト

WARでみるとマッキャンやマーティンの方がもらい過ぎでは?

ファースト
Ryan Howard 56試合 .145/.203/.343 WAR-1.2 $25M WARワースト
Mark Teixeira 48試合 .180/.271/.263 WAR-1.1 $22.5M
Dae-Ho Lee G46 .288/.328/.551 WAR0.9 $1M

フォーブスで選ばれたハワードがWARでも-1.2と堂々の1位。2位は僅差でテシェイラ。
どちらも契約最終年(ハワードは $23Mのチームオプションがありますが行使はありえないでしょう)ですが補正はかからず。
イ・デホは$1Mでこれなら立派でしょう(出来高$3Mあり)。

セカンド
Omar Infante 39試合 .239/.279/.321 WAR0.1 $7.8M
Daniel Castro 53試合 .178/.219/.316 WAR-0.5 $0.5M WARワースト
Howie Kendrick 57試合 .239/.297/.321 WAR-0.3 $10M
Brandon Phillips 63試合 .258/.295/.398 WAR-0.3 $13M

新人Merrifieldにポジションを奪われDFAされたインファンテよりケンドリック、フィリップスの方がWARでは悪いですね。

サード
Pablo Sandoval 3試合 .000/.143/.000 WAR-0.2 $17M
David Wright 37試合 .226/.350/.438 WAR0.5 $20M
Trevor Plouffe 49試合 .239/.264/.364 WAR-0.5 $7.2M WARワースト

昨季散々な結果に終わり、今シーズンはレギュラーも奪われ、しまいには怪我でシーズンアウトとなったサンドバルの選出には誰もが同意でしょう。

ショート
Jose Reyes 0試合 WAR0.0 $22M
Erick Aybar 50試合 .204/.257/.246 WAR-1.3 $8.5M WARワースト
Troy Tulowitzki 47試合 .199/.284/.374 WAR0.0 $20M

私生活の問題で出場停止のままDFAされたレイエスのセレクトは当然ですかね。
アイバーもなかなか酷いんですが。
レイエスのトレード相手で10年契約の後半に入ったトゥロもなかなかヤバイです。

ライト
Matt Kemp 69試合 .255/.271/.471 WAR-0.4 $21.5M
Brandon Drury 55試合 .270/.310/.450 WAR-0.7 $0.5M WARワースト
Giancarlo Stanton 57試合 .210/.315/.424 WAR0.1 $9M
Ichiro suzuki 57試合 .354/.418/.402 WAR1.2 $2M

ケンプの選出も妥当ですかね。27年まで巨額の契約をしているスタントンはこんなところで躓いてるようでは困るんですが…。
イチローはWARだけでみればヘイワードやバティスタより上という素晴らしい活躍。

センター
Michael Bourn 28試合 .250/.316/.341 WAR-0.3 $14M
Jake Marisnick 41試合 .177/.223/.260 WAR-0.9 $0.5M WARワースト
Carlos Gomez 48試合 .209/.273/.314 WAR-0.1 $9M
Adam Jones 63試合 .242/.293/.440 WAR0.2 $16M

レフト
Josh Hamilton 0試合 0.0 $30M
Carl Crawford 30試合 .185/.230/.235 -0.8 $20.8M(※PA87)
Coco Crisp 57試合 .224/.273/.376 WAR-1.0 $11M WARワースト
Justin Upton 64試合 .235/.288/.372 WAR-0.2 $22.1M
Alex Gordon 42試合 .211/.319/.331 WAR0.1 $12M
Nori Aoki 64試合 .245/.322/.315 WAR-0.2 $5.5M

14年以降フルシーズン働けず今季も手術でシーズンアウトになったハミルトンでこれも決まり…
とはいえついにDFAされたクロフォードも相当な不良債権でしたね。
大型契約初年度から心配な成績のアプトン、ゴードンもどうなるやら。
青木は打撃不振がたたりWARマイナス。


ということでC、2B以外は妥当かなという何とも言えない結果に…。
ともあれセイバー関係なく出場試合数に一番重きを置かれてますねこれ。

2016年6月9日木曜日

2016年6月5日日曜日

松井秀喜の打球速度は超一流だった



ESPNの中にHome Run Trackerというサイトがあるのですが、こちらでは2006年以降のほぼ全ホームランの距離、角度、打球速度などを調べることができます。

ここのデータによるとホームランになった打球の平均速度は大体104mph。
110mph超で相当鋭い打球、120mph超はバケモノという認識でいいのではないでしょうか。

ということで各年、日本人選手の最も打球速度の早かったものを調べてみました。

選手名 mm/dd/yy 打球速度(Speed Off Bat、mph)

2006年
松井秀喜  04/04/06 111.5
城島健司  06/27/06 111.3
井口資仁  07/09/06 110.7
イチロー   09/14/06 108.5
松井稼頭央 04/20/06 103.2
田口壮   06/21/06 102.3

2007年
松井秀喜  04/24/07 117.6 上の動画はこれ。なんとこの年のHR打球速度メジャー12位!
岩村明憲  09/03/07 108.8
イチロー   06/04/07 107.8
城島健司  05/11/07 107.4
田口壮   05/28/07 106.5
井口資仁  04/20/07 105.6
松井稼頭央 06/06/07 102.7

2008年
松井稼頭央 08/01/08 113.0
岩村明憲  05/15/08 110.5
城島健司  09/27/08 107.1
福留孝介  06/24/08 107.0
松井秀喜  08/23/08 106.7
イチロー   08/09/08 106.5
井口資仁  05/16/08 102.7

2009年
松井秀喜  04/22/09 114.7
イチロー   06/25/09 108.7
城島健司  09/27/09 108.4
福留孝介  08/14/09 108.3
松井稼頭央 09/15/09 106.3
岩村明憲  08/30/09 100.0

2010年
松井秀喜 08/30/10 115.1
イチロー  06/14/10 109.0
福留孝介 08/10/10 108.6
岩村明憲 04/10/10 107.3

2011年
イチロー  08/22/11 108.2
松井秀喜 08/05/11 106.2
福留孝介 06/16/11 106.1

2012年

松井秀喜 06/01/12 114.0

イチロー  08/19/12 109.7

2013年

イチロー  07/14/13 103.8

川崎宗則 06/21/13 97.0

2014年

イチロー 07/25/14 98.3

2015年

イチロー 04/29/15 97.1

2016年(5月末現在)

前田健太 04/06/16 96.2

ということで日本人で110mph超えのHRを複数の年で打ったのはゴジラ松井だけになります。
ノーパワーとか中距離ヒッターとか言われましたが少なくとも打球速度はメジャーの長距離砲たちにも引けをとらないレベルだったんですね。

最後にHome Run Trackerで記録に残ってる打球速度No.1(122.4mph)のスタントンのHR動画を。

画面が切り替わった時のボールの位置がおかしい…。

ファウル訴訟は日ハムの敗訴で確定へ

札幌ドームで2010年、プロ野球の試合を観戦中、ファウルボールの直撃を受けて右目を失明した札幌市内の30代女性が北海道日本ハムなど3者に約4700万円の損害賠償を求めた訴訟で、球団のみに約3300万円の支払いを命じた札幌高裁判決について、女性側、球団側とも期限の3日までに上告の手続きを取らなかった。高裁判決が確定する。
 5月20日の札幌高裁判決は「女性は、球団の招待を受けた子どもの付き添いで、ファウルボールの危険性をほとんど理解していなかった。球団は具体的に危険性を告知すべきだったのに、安全配慮が不十分だった」として球団の責任を認めた。札幌ドーム所有者の札幌市や、管理会社の「札幌ドーム」への賠償請求については「球場の設備が安全性を欠いていたとは言えない」として、棄却した。
 一方、打球を見ていなかった女性にも過失があったと判断。札幌地裁が命じた賠償額を約900万円減額していた。 
ファウルボール訴訟、日ハムのみに賠償命じた札幌高裁判決確定へ | どうしんウェブ/電子版(社会)

野球ファンからすれば打球から目をそらすのが論外とか、注意喚起はチケットの裏書きや球場でのアナウンスで果たしているから損害賠償をするのは恥知らず…という論調の方が多いだろうなと思いますが、高裁はそこに一定の理解を示しながら(そこが900万円の減額)それでも十分な安全配慮義務を果たさなかった(したがって3300万の支払い)という結論になったようです。

今回の原告は野球に対する知識も興味も薄い人間、しかも子連れの女性なので件のファールボール(ライナー性の打球)をきちんと見ていても対処できたとは言い難いという裁判所(地裁)の判断は確かに理解できますがなかなか難しい問題ですね…。


ところでこの件についてはメジャーならこんな話にはならない云々という人が出てくると思うのですが(私もそういうタイプだった)実はそうでもないのかもしれません。

野球場で失明、米国では免責?(鈴木友也) - 個人 - Yahoo!ニュース

また昨年のオーナー会議では強制ではないものの防球ネットを増やそうという話もありました。
大リーグ、全球団に防球ネット拡張を推奨 ガイドライン示される ― スポニチ Sponichi Annex 野球

そして予想通りの苦情。
S・キング氏 新設された防球ネットに苦言「テレビ観戦と一緒」 ― スポニチ Sponichi Annex 野球

ゴルフではこういうケースに対応するため主催者が保険に加入してるらしいですが野球もそういうかたちをとるのがとりあえず手っ取り早い対策の一つになるかもしれませんね(すでにやってるのかもしれない)。

2016年6月4日土曜日

肘の故障の可能性が一番高まるのは速球だった?

メジャー・リーグの投手を悩ませる肘の怪我。最近ではレンジャーズのダルビッシュ投手が(肘の靭帯を移植する)トミー・ジョン手術から見事に復活したことで、改めて注目を浴びている。
こうしたピッチャーの肘の怪我の原因は、実は(変化球よりも)速球の投げ過ぎとの相関性が高い――そんな調査結果が最近、米国で発表された。
ピッチャーの肘に悪いのは、変化球ではなく速球だった!? メジャーでひっくり返った「常識」 トミー・ジョン手術を追跡調査 | ITトレンド・セレクト | 現代ビジネス [講談社]

ざっくり言うと、ある研究チームがMLBでTJ手術歴のある投手83名と、そうでない投手83名の投球記録を比較したところ、唯一全投球数に占める「速球」の割合(TJ歴あり46.8%、TJ歴なし39.7%)しか違いが見られなかったということ。

この肘に負担がかかる論議はカーブ派、シュート派、スプリット派、球速派、カッター派など様々ですが私はゴリゴリの球速派だったのでかなり意外な結果ですね。

2016年6月2日木曜日

敗戦処理で出てきたキャッチャーが155キロの球を投げる



パドレスのクリスチャン・ベタンコート捕手が衝撃の「投手デビュー」を果たした。5月31日(日本時間1日)の敵地マリナーズ戦で、4-16と大差がついた8回から4番手としてマウンドへ。投手顔負けの最速96マイル(約155キロ)の直球に加え、“最遅”54マイル(約87キロ)のナックルボールも駆使し、68キロの落差でマリナーズ打線を翻弄。2/3回を無安打3四死球無失点で降板した。
【米国はこう見ている】 155キロの直球に87キロのナックル…パドレス捕手が衝撃の「投手デビュー」 | Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―
この投げ方で96マイルとは…。彼が打者に対峙して投球したのは13、4歳以来だったとのことです。

ちなみにこの試合、ベタンコートは捕手で先発し、左翼→投手→セカンドと4つのポジションをこなしましたがこれは1913年以来5人目の出来事だったとのこと。
打撃では3打数無安打といいところがなかったものの一生の思い出に残る試合となるでしょうね。


ところでそういや元キャッチャーのリリーフって結構いるよなって思ったので調べてみました。

トロイ・パーシバル(Troy Percival)
マリナーズ全盛期のエンゼルスの抑えとかK・ロッドの前の抑えとか言えばわかりやすいでしょうか。通算358セーブの偉大なクローザー。
1990年にエンゼルスに入団も翌年には投手転向、1995年にはメジャーに定着し96年からはクローザーとして退団する2004年まで毎年27セーブ以上をあげる活躍。
全盛期には最速102マイルのフォーシームを投げていた豪腕。

ジェイソン・モット(Jason Motte)
2003年にカージナルス入団も打撃がサッパリ(マイナー通算打率.191)で06年に投手転向。
08年には早くもメジャーデビューを果たし10、11年にはセットアップとして活躍、12年にはリーグ最多タイの42セーブを挙げる活躍。
全盛期は100マイルのフォーシームを投げたが現在は95マイル程度。

カルロス・マーモル(Carlos Marmol)
1999年に17歳でカブスと契約。2001年に野手としてプロデビューも03年から投手転向。
06年には主に先発投手としてメジャーデビューを果たす。
07年からはセットアップ、クローザーとして活躍も13年から成績が急降下しその後はメジャー登板なし。
今年レッドソックスの春季キャンプに参加するもリリースされその後の消息不明。
全盛期は97マイルのフォーシームに3種類のスライダーを使いわけていた。

ケンリー・ジャンセン(Kenley Jansen)
2004年にアマチュアFAでドジャースに入団。2009年3月にはオランダ代表の捕手として第2回WBCに参加も投手に転向。
翌年のシーズン後半戦には早くもメジャー昇格。12年からはクローザーに定着し4年連続25セーブ以上を記録。今年も既に15セーブの活躍をしている。
最速99マイルのカットボールを軸にフォーシーム、スライダーを使用。

クリス・ハッチャー(Chris Hatcher)
2006年のドラフトでマーリンズから指名を受け入団し2010年にはメジャー昇格も果たす。
11年から投手に転向し昨季からはドジャースでプレイ。
最速98マイルのフォーシームを軸に複数の球種を投げ分ける。
31歳になるが未だ球威は衰え知らず。

NPBでもいないかと調べてみましたが投手経験のない選手の転向は萩原淳(内野手から)のみ?
この萩原選手は91年にドラ2でオリックスに入団した選手だったりします(ドラ4はイチロー)。

ルーキーの先発投手はシーズン後半戦0.46も防御率が悪化する



ということで海外の野球サイトThe Hardball Timesで以前掲載されていた記事を紹介。

JEFF ZIMMERMAN氏が2002年から2015年シーズンまでシーズン前後半で20イニング以上(したがってシーズン全体では40イニング以上)投げた投手について前半から後半の成績がどう変化したかを調べた結果が上の画像となります。

これをみるとルーキーの先発投手はERA(防御率)が0.46も悪化しています。
全体を見るとBABIP(本塁打を除くグラウンド内に飛んだ打球が安打になった割合)とHR/9(27アウトをとるまでに何本の本塁打を打たれるか)がかなり悪化はしていますが、ここまで防御率に響いてくるものなのだろうか…

以前ルーキー日本人先発投手の前後半成績チェックで全5投手の後半戦の防御率が悪化してましたがこれは日本人に限った話ではないということですね。


この記事のリンク元ではリリーフ投手や身長による成績変化などもみれますので興味がある方は是非一読を。

Comparing Pitcher First-Half and Second-Half Performances – The Hardball Times

2016年6月1日水曜日

清宮の再来やらオコエ2世とかいわれる万波中正がとりあえずデカイ


高校1年とは思えないスケールの大きさから清宮やらアフリカ系ハーフということでオコエなどと比較されている横浜高校のコンゴ人ハーフ万波中正選手ですがこりゃたしかにデカイ。

ということでスペックを紹介していきます。

・現在の身長体重190cm 92kg!

他の選手の身長がどんな感じかというと…

清宮幸太郎  184cm 97kg
オコエ瑠偉   185cm 90kg
柳田悠岐   188cm 93kg
大谷翔平   193cm 100kg
ダルビッシュ有 196cm 100kg(復帰後の体を見る限りもっと体重はありそう)

あんだけデカイデカイと騒がれた清宮のサイズを既に上回ってしまってます(清宮は中学で成長が止まってしまったという点はありますが…)。
今後の(コンゴとかけているわけではない)成長次第では藤浪晋太郎の197cmを超えてくるかもしれません。

・スイングスイード154km/h!

一般的に高校生のスイングスピードが100~120km/h、大学生、社会人で120~145km/h、プロ野球で140km/h~となるようなのでとんでもない数値になります。

ある番組で計測されたプロ野球選手のスイングスピードが以下。

柳田悠岐 163.6km/h
雄平   160.9km/h
筒香嘉智 160.2km/h
森友哉  160.0km/h
山田哲人 157.9km/h
平沢大河 148.7km/h

雄平は別の計測で169.3km/hをだしてるみたいなので10km/hくらいは前後するものとみたほうがいいでしょうか(【ヤクルト】雄平、驚異のスイング速度169・3キロ!“球界トップ”「めっちゃうれしい」)。
ともあれ万波のスイングスピードが既にプロレベルに達しているのは間違いないと思われます。

・中学1年生にして球速138km/h!(とはいえその後、球速は伸びなかった模様?)

清宮が同じ年齢のときの最速が130km/h程度だったそうなのでかなり速いですね。
ちなみに同学年には中学生にして140キロ中盤のボールを投げた根尾昴(大阪桐蔭)、小野寺瑞生(東海大甲府)がおり彼らもスター候補生として注目されています。

・陸上選手としても活躍

日ハム杉谷や元横浜伊藤拓郎(ともに帝京)を輩出した東練馬リトルシニアに所属し活躍していた一方で、学校の部活では陸上部で1年時に100m障害で都大会2位、2年時には砲丸投げで都大会優勝し全国大会に出場したという経歴あり。
彼のお姉さんも投擲種目の選手として活躍しておりその点がオコエと近いと言われるところもあるのでしょう(オコエ妹はバスケで活躍)。

他のスペックとしては50m走6.3秒、遠投105mとなるようです。

ということでとりあえずスケールはとんでもないので今後(コンゴとかけているわけではない)の活躍に期待したいところです。