2012年10月13日土曜日

GG佐藤退団の真相

GG佐藤退団の真相からみる日伊野球の違い | 阿佐智の「アサスポ・ワールド・ベースボール」 | スポーツナビ+

つーか結局遠征に付き合えば良かったんですよね。なんとも勿体無い。

ALMVPはトラウトかミゲレラか

ア・リーグMVPは、「旧来の指標(打率・本塁打・打点)」で評価すればカ ブレラ、「セイバーメトリクスが編み出した新規の指標(たとえばWAR)」で評価すればトラウトが、もっともふさわしい選手となるのである。米野球記者協会の投票員(各フランチャイズ2人)がはたしてどちらの指標を採用するのか、「守旧派」と「新思考派」のどちらが多いかでその結果が左右されると見られている。

(中略)
 
ちなみに、米野球記者協会が投票でMVPを選出するようになった1931年以降、三冠王の偉業は9回達成されているが、
1933年 チャック・クライン1934年 ルー・ゲーリッグ1942年 テッド・ウィリアムズ1947年 テッド・ウィリアムズ
と、MVPに選出されなかったケースは4回に上り、半数近くに達する。

歴史は、「三冠王を取ったからといってMVPになれるとは限らない」ことを示しているだけに、カブレラがMVPに選出されなかったとしても驚くには当たらないのである。


1933年 チャック・クライン ポイント2位 WAR7.3 チーム7位/8チーム
(MVP Carl Hubbell WAR8.6 チーム1位)

1934年 ルー・ゲーリッグ ポイント5位 WAR10.1 チーム2位/8チーム
(MVP Mickey Cochrane WAR3.7 チーム1位)

1942年 テッド・ウィリアムズ ポイント2位 WAR10.2 チーム2位/8チーム
(MVP Joe Gordon WAR7.8 チーム1位)

1947年 テッド・ウィリアムズ ポイント2位 WAR9.6 チーム3位/8チーム
(MVP Joe DiMaggio WAR4.5 チーム1位)

MVPにおいて旧来の指標と言われるものが大きく影響する点では私も異論はないですが
MVPはそれ以上にチームの成績が大きく影響するものになってます。

上にまとめましたが三冠王がMVPを獲れなかった年はいずれもその選手の所属チームが1位になっていません。
逆にチームが1位の三冠王は全員MVPを獲っています(1956マントル、1966ロビンソン、1967ヤストレムスキー)。

2011 AL
1 Justin Verlander 8.2 1位
2 Jacoby Ellsbury 8.0 3位
3 Jose Bautista 7.7 4位
16 Ben Zobrist 8.5 2位

2011 NL
1 Ryan Braun 7.7 1位
2 Matt Kemp 7.8 3位
3 Prince Fielder 4.3 1位
15 Cliff Lee 8.8 1位

2010 AL
1 Josh Hamilton 8.4 1位(LC)
2 Miguel Cabrrera 6.1 3位
3 Robinson Cano 7.8 1位

2010 NL
1 Joey Votto 6.7 1位
2 Albert Pujols 7.3 2位
3 Carlos Gonzalez 5.8 3位
6 Roy Halladay 8.1 1位

2009 AL
1 Joe Mauer 7.6 1位
2 Mark Teixira 5.1 1位(WC)
3 Derek Jeter 6.4 1位(WC)
17 Zack Greinke 10.1 5位

2009 NL
1 Albert Pujols 9.4 1位
2 Hanley Ramirez 7.1 2位
3 Ryan Howard 3.5 1位(LC)

2008 AL
1 Dustin Pedroia 6.8 2位
2 Justin Morneau 3.9 2位
3 Kevin Youkilis 6.0 2位
- Nick Markakis 7.1 5位

2008 NL
1 Albert Pujols 9.0 4位
2 Ryan Howard 1.5 1位(WC)
3 Ryan Braun 4.3 2位

以上11年から08年までのMVP投票上位とWAR、チームの地区順位(WCはワールドチャンピオン、LCはリーグチャンピオン)を並べたものです。

ほぼ各年で地区順位1位のチームの選手から選ばれていることがわかると思います。


08年は例外的な年になってますがBOSはワイルドカードからリーグチャンピオンシリーズまで進んでおり
勝率を見ても1位のTBと遜色ない数字を残していますのでここ4年で08年のプホルスだけが唯一チーム成績にかかわらず選ばれた選手といえると思います。
(ちなみに08年のNLはアトリーがWAR8.8と素晴らしい数字を残したのにもかかわらずMVPに選ばれないどころかハワードの方が高いポイントを得るという不可解?な結果になってます)


んで今年の両リーグのWAR上位者とチームの地区順位

2012 AL
1 Mike Trout 10.7 3位
2 Robinson Cano 8.2 1位
3 Justin Verlander 7.5 1位
4 Miguel Cabrrera 6.9 1位

2012 NL
1 Buster Posey 7.2 1位
2 Andrew McCutchen 7.0 4位
3 Ryan Braun 6.8 3位
4 Yadier Molina 6.7 2位
10 Joey Votto 5.6 1位

トラウトはMLB史上でも上位の素晴らしい数字とはいえチームが3位ではという感じが…。
カブレラとの比較では大きく引き離しているとはいえMVPはやはり厳しいのではないかと思います。

まあ二人のどちらか、もしくはカノーやバーランダーが受賞しようが驚くには当たらない素晴らしい成績なわけですが

なおルーキーのMVPというとイチローを思い出させますがこの年のシアトルはMLBタイ記録となるシーズン116勝を達成しておりもちろん地区1位、WARはチーム内ではブーン(8.5)に次ぐ7.5でした。

2012年10月11日木曜日

ジョン・ラウシュの記録塗り替えは来季?



現時点でのMLB史上最高身長選手はジョン・ラウシュ(約211cm)なわけですが
これを抜くかもしれないと言われているのがCLEのAAAに在籍するオランダ人投手ルーク・ファンミル。

身長は驚きの7フィート1インチ(約216cm)。同国の格闘家セーム・シュルトよりデカイという。 

持ち球は156キロに達する速球とスライダー、チェンジアップとのこと。

ただ既に27歳と上で投げるのは厳しい年齢になってきているので
もしかしたら近いうちに日本で投げる姿を拝めることになる可能性も?

WBCオランダ代表に選ばれる可能性もありそうですが出てこられたら日本の打者は手こずりそうですね。

グレッグ・マダックスのマトリックス


そのプレーは、アトランタのグレッグ・マダックスを彷彿とさせた。彼は1993年5月5日のパイレーツ戦で、有名なプレーを見せていた。二塁からホームイ ンしようとしたマダックスは、キャッチャーのドン・スラウトを飛び越えて、そしてサイドステップをしてから、ホームベースにタッチした。

イチローが信じられないパフォーマンスを見せた時に、ヤンキースのジョー・ジラルディ監督が即座に思い出したのはそれだった。

「前にグレッグ・マダックスがしたのを思い出したよ」ジラルディは言った。「だいぶ前の話だけどね。だけどイチローは完全に避けていたし、素晴らしい走塁だった」
Can I talk about MLB? : マトリックスのようだったイチロー  

イチローがBAL戦でウィタースのタッチをかいくぐりホームインしたのが話題になってますが
それを見てジラルディが思い出したというプレーが上の動画。お見事。

ちなみにこのマダックスにひらりとかわされたキャッチャーはドン・スラウト。
イチローがNYY移籍後12試合連続安打の球団タイ記録を達成しましたが
この記録をイチローとともに保持しているのが彼だったりします。

Don Slaught Statistics and History - Baseball-Reference.com