2012年6月26日火曜日

ストラスバーグが29試合で200奪三振達成したらしい

また、6月8日のレッドソックス戦では13個の三振を奪い、メジャー通算29試合の先発登板で、208奪三振を記録。1900年以降の近代野球、史上6人目となる『30試合未満で200奪三振』という大台突破を成し遂げました。
ちなみに歴代1位は野茂英雄投手(当時ロサンゼルス・ドジャース)とケリー・ ウッド(当時シカゴ・カブス)の23試合。2位以下はドワイト・グッデン(当時ニューヨーク・メッツ)、マーク・プライアー(当時カブス)、ハーブ・スコア(当時クリーブランド・インディアンス)といった錚々(そうそう)たるメンツです。

【MLB】サイ・ヤング賞最有力のストラスバーグが、 8月でシーズン終了!?|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva|MLB
ということでデビュー30試合200奪三振を達成した選手は以下

Hideo Nomo (23) 123-109 4.24 8.7/4.1
Kerry Wood (23) 86-75 3.67 10.3/4.3
Dwight Gooden (25) 194-112 3.51 7.4/3.1
Mark Prior (27) 42-29 3.51 10.4/3.1
Herb Score (29) 55-46 3.36 8.8/6.0
Stephen Strasburg (29) 15-5 2.51 11.6/2.1(12/6/25現在)

()内は試合数でその後ろは勝敗、防御率、SO/9、BB/9。やっぱりバケモノですねえ。

トミージョン手術には2つの術法がある

現地時間6月9日、ついにあの男が帰ってくる。昨年6月10日に右ひじのトミー・ジョン手術を受けてから365日、最後の登板となった5月16のオリオー ルズ戦から390日ぶりのメジャーの舞台は、ボストンで行なわれるナショナルズとの交流戦。松坂大輔のメジャー第2章が、ついに始まろうとしている。

【MLB】「本当の復活は来年」。松坂大輔が受けた手術の中身とは?|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva|MLB 
まあ松坂云々は置いといて興味深い内容が以下
トミー・ジョン手術から1年でのメジャー復帰は、過去の例で見るならば最速の部類に入る。マーリンズのジョシュ・ジョンソンは343日(2008 年)、ナショナルズのストラスバーグは368日(2011年)で戻ってきた。復帰への期間で考えれば、松坂はこのふたりと肩を並べる。

一般的に、復帰までは術後12カ月から18カ月を要すると言われているが、個人差だけでなく、術法の違いからもこの差は生まれてくる。

上記の3投手については、「術法はほとんど同じだった」とレッドソックスの医療担当者が教えてくれた。

ダブルループとトリプルループ――トミー・ジョン手術には、このふたつの方法があり、ダブルループとは肘に移植した腱を2重に巻き付ける術法で、トリプルループは3重に巻き付けるものだ。また、腱を巻く際の強度も選手によって異なり、分かりやすく一般的な例で説明するならば、強く、きつく巻くほど、リハビリには時間がかかるが、その反面、新しく作られた靭帯の強度は屈強になる。

前出の医療担当者によれば、ジョンソンもストラスバーグも松坂も術法はダブルループ。巻き付けの強度も一般的な強さだと言う。それが意味するものは、12カ月前後での復帰を目指す術法ということだ。
術法に違いがあるんですねえ。 いわゆるTJで逆に球速が上がるなどの効果をもたらすのはトリプルループ?でこれが少年プレーヤーで流行ってたりして問題になってるやつなんでしょうか。

ちなみに上記以外にTJから早期復帰した選手ではエディソン・ボルケスの348日、ジョーダン・ジマーマンの372日があったりします。

2012年6月22日金曜日

イタリア人初のNPBプレーヤーを目指すマエストリ

すでに記事にしたように、今年の独立リーグには多くの外国人選手が参加している。野球がグローバルスポーツに成長しているひとつの証しなのだろうが、フランス人選手2名を入団させた群馬ダイヤモンドペガサスの所属するBCリーグが、各球団が個々の意図と戦略に基づいて外国人選手の獲得を積極化させたさせたのに対して、四国九州アイランドリーグ・プラス(IL)は、リーグ全体の戦略に基づいての外国人選手獲得を今年から行っている。

その戦略に基づいて香川オリーブガイナーズに入団したアレックス・マエストリもそういう選手のひとりだ。モデルと見まがうような甘いマスクと、ファンサービス旺盛なその態度で彼は、今ではすっかりチームの顔になっている。

日本球界初のイタリア人選手・アレックス・マエストリ(香川オリーブガイナーズ) | 阿佐智の「アサスポ・ワールド・ベースボール」 | スポーツナビ+
イタリア人MLBプレーヤーということでSEAのアレックス・リディをご存じの方も多いと思いますが彼より先にMLBに手をかけそうになった?イタリア人投手アレックス・マエストリのコラム。


ちなみにイタリア生まれのMLBプレーヤーはリディ以前に以下の6人だけとのこと。

Lou Polli(1932、1944)
Julio Bonetti(1937、1938、1940)
Marino Pieretti(1945~1950)
Rinaldo Ardizoia(1947)
Hank Biasetti(1949)
Reno Bertoia(1953~1962)

全員幼少期にアメリカに渡って育った選手らしく(スポニチのソース)、生粋のイタリア人プレーヤーとしてはリディが初となるらしいです。

2012年6月21日木曜日

イチロー最速2500安打 ※



苦しみながら、また1つ節目をクリアした。マリナーズ・イチロー外野手(38)が、敵地ダイヤモンドバックス戦の1回に中前打を放ち、日本選手として初、大リーグ公式ホームページによると91人目のメジャー通算2500安打を達成した。1817試合での到達は4番目の速さで、デビューから11年78日での到達は史上最速。節目の記録まで1安打で迎えたこの日は4安打2打点をマーク。打撃不振で“強制休養”させられた前日の悔しさを爆発させた。

1817試合での達成は史上4番目の速さだが、ここ2年はペースダウン。デビューから10年連続200安打を記録したペースでいけば、1769試合で到達しており、1位シモンズの1784試合より早かった。昨季は初めて200安打に届かず、打率も初めて3割を切る2割7分2厘。今季も2割6分5厘と苦境にあえぐ中で節目に届き「ちょっと遅いですけどね」ともどかしさものぞいた。

イチロー最速2500安打 - MLBニュース : nikkansports.com

デビューからの日数では史上最速で試合数では20世紀以降で史上4番目の早さということです。
これを最速というのはどうかとは思いますがまあ凄いことには変わらないかと。 

イチローより早く2500安打を達成した選手はAl Simmons(1784試合)、Ty Cobb(1790試合)、George Sisler(1808試合)の3人でイチローに続くのはPaul Molitor(1825試合)、Rogers Hornsby(1846試合)。
19世紀を含めば何年連続200本安打云々でよく名前が出てきていたWillie Keelerが1600試合台で達成しているとのこと。

Ichiro Milestone: Fourth Fastest To 2,500 Hits | Seattle Mariners

2012年6月19日火曜日

ピアジンスキーがMLB1番の嫌われ者に選ばれる

大リーグ一の嫌われ者は、ホワイトソックスのピアジンスキー捕手。米男性誌メンズ・ジャーナルがメジャー選手100人にアンケートを取り、6月号で発表した。
嫌われ者1位の理由は「メジャー5年未満の選手を何も知らない田舎者のように扱う」など。2位はヤンキースのロドリゲス内野手、3位は同スウィシャー外野手だった。
また最も尊敬できない監督の1位にはマーリンズのギーエン監督、2位にはレッドソックスのバレンタイン監督が選ばれた。

大リーグ「嫌われ者1位」ピアジンスキー - MLBニュース : nikkansports.com

まあやっぱりって感じでしょうか。SF時代の投手陣とのトラブルは有名な話です。

その他のランキングは以下。


スウィッシャーが3位に入ってるのが不思議ですがネアカすぎてうざったい感じでしょうか。
まあこういうのはある意味人気の裏返しみたいなところもありますね。

Survey says: A.J. Pierzynski 'most hated player'

2012年6月2日土曜日

滑らないようにしてアレなんです



1938年。フィラデルフィア・アスレチックス3塁コーチのリナ・ブラックバーンは、自宅近くの河川の泥が、ボールの滑り止めに適していることに気づいた。リナがその「自宅近くの河川の泥」でこねたボールを審判に見せたところ、その評判は瞬く間に口コミで広がり、アメリカン・リーグ全球団が「ブラックバーン家の近所の泥」でボールをこねるようになった。

リナが亡くなった1950年代後半には、その泥は「マジック・マッド(魔法の泥)」と呼ばれるようになり、ナショナル・リーグはもちろんのこと、ほぼ全てのマイナーリーグ、独立リーグ、大学、高校野球で使われるようになったという。

それ以来、半世紀以上の月日を経た「ブラックバーン家の近所の泥」は、最初の発見者のリナ・ブラックバーンの親友だったビントリフ一家に伝承され、現在はMLBの全球場で、毎試合前につや消し用としてコネコネされているのだ。

MLBのボールに練りこまれる「秘密のスパイス」とは?【動画】 | 日刊SPA!
滑りやすい滑りやすいと言われるMLBのボールですがそれでもこういった処理がされてるんですね。
最後の方にこねる球には泥じゃなくてツバしかついてねーだろって気がしないでも無いですが。

ちなみに日本だと以前は各球場のグラウンドの土などでこねていたそうですが、今は「もみ砂」という専用の砂が利用されているとのこと。