2016年7月20日水曜日

万波中正バックスクリーン直撃ホームラン



横浜の大物ルーキーがプロ顔負けの公式戦初本塁打を放った。第98回全国高校野球選手権(8月7日開幕、甲子園)神奈川大会3回戦で、横浜・万波中正外野手(1年)が、横浜スタジアムの電光掲示板下を直撃するアーチを放った。
コンゴ出身の父を持つ大型野手が、昨年ビジョンを破壊したソフトバンク柳田に迫る衝撃の推定135メートル弾を披露。日米5球団のスカウトも目を丸くした。2年後に迎える第100回大会の主役がベールを脱ぎ、松陽に5回コールドで大勝した。
万波衝撃弾!米スカウト「本当に16歳?」/神奈川 (日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
すでに10本以上HR打ってるらしいですが卒業までにどこまでいくのやら。

チャップマン105マイル再び



最速守護神が仁王立ちした。ヤンキースのチャプマンが2―1の9回に登板し、105マイル(約169キロ)を2度記録。観客のどよめきを誘い、19セーブ目を挙げた。
 「調子はいつも通りだったけど、体が少し軽かったかな。(球速は)歓声を聞いて分かった」。1死からハーディへの6球目は内角低めに外れたが、場内には「105」の表示。大リーグ公式サイトの「スタットキャスト」によれば105・1マイルで、10年レッズ時代の自身の数字に並んだ。現行の計測システムが導入された06年ポストシーズン以降の大リーグ最速タイでもある。2死一塁では104・9マイルでフラーティのバットを折り、力のない二ゴロで締めた。
メジャー最速再び!チャプマン169キロ×2「体が少し軽かった」 ― スポニチ Sponichi Annex 野球



タイ記録である10年レッズ時代の動画がこちら(30秒過ぎ)。打者はグウィン息子。

2016年7月18日月曜日

大谷翔平二刀流挑戦時の解説者の反応&現在の現役メジャーリーガーの反応



MLB NEWS : 大谷翔平二刀流挑戦直後の解説者の反応wwwwwwwww

MLBの現役スター11人が証言 大谷の二刀流は米で通用するか│NEWSポストセブン

正直どっちかに専念するより二刀流がチームへの貢献度が一番高くなるとは肯定派の人たちですら思ってなかったでしょうし否定派を嘲笑う気にはなれないですね。

天邪鬼というところもあるんでしょうが落合のコメントは素晴らしい。

BOS傘下1A右腕マイケル・コペックが105マイル(約169キロ)の球を投げる

米国のボストン・グローブ紙(電子版)は14日、レッドソックスの傘下1Aセーラムに所属するマイケル・コペック投手(20)が13日に先発登板した試合で105マイル(約168キロ)の速球を投じたと伝えた。

 今季のメジャーリーグではヤンキースのチャプマンが投じた103・6マイル(約166キロ)が最速だが、コペックはこれを上回る数字をたたき出し、周囲を驚かせた。セーラムの監督は「あんな球は今まで見たことがない。確認のために別のスピードガンをチェックしたが、数字は同じだった」と試合後に目を丸くしていたという。

Rソックス 傘下1A右腕がチャプマン超え!驚異の168キロ計測 ― スポニチ Sponichi Annex 野球
禁止薬物やら同僚と喧嘩して利き手骨折などで今季まだ3試合目の登板だったわけですが脅威の169キロ(1マイルは約1.61キロなので168キロより169キロの方が近いでしょう)。

もともと2014年ドラフトの1巡目(サンドウィッチピック)でプロスペクトのランキングでも100位内に入ってくる(BAランキング93位)有望株ですが上記の通り精神面に問題を抱えていそうです。

レッドソックスは先日このコペックより有望な選手とされるエスピノザ(BAランキング15位)を交換相手にパドレスからポメランツをトレード獲得しましたがこの出来事が影響したのかも?

Michael Kopech Register Statistics & History | Baseball-Reference.com

イチローのシーズン262安打をボガーツが抜くには?

2001年にマリナーズに入団してメジャーの道を歩み始めたイチローが最初に記憶に残る記録を達成したのは、2004年のシーズン最多安打だろう。262本は当面破られることがないだろうといわれた。

 ところが、レッドソックスに怪物が出現した。サンダー・ボガーツ遊撃手(23)で、イチローの最多安打のペースに匹敵しているというのだ。早速、レッドソックスの地元ボストンのメディアが話題にし始めた。

 NBC系の地元テレビ局CSNNEは「ボガーツが球団記録はもちろんメジャー記録まで狙っている」というタイトルで、ボガーツがヒットを量産していることを報じた。

 イチローが最多安打をマークした時より、162試合の約半分、80試合前後を終えた時点で安打数が上回っているというのだ。特に、テレビ局がボガーツの快進撃に気づいた74試合消化の段階では「5本も多い安打を放っている」と強調した。

イチローの「記録」が消える!?シーズン最多262安打が破られるかも… (産経新聞) - Yahoo!ニュース

という記事がちょっと前にあったんですが現時点でボガーツがイチローを抜くにはどの程度の成績を残さないといけないかというのを調べてみたいなと。

現在のボガーツの成績は87試合366打数118安打.322/.381/.473となってます。
レッドソックスの残り試合数は72試合でボガーツの今季ひと試合あたり打数は4.2なので
単純計算72×4.2で残り推定打数は302.4とします。
この302打席で262-118=144本のヒットを打つには.477の打率が必要になるというわけで記事中にも触れられている通り無理ゲーということに。

ちなみにこの計算を他の選手でやってみると今季安打数1位のアルトゥーべで.515、同2位でボガーツの同僚ベッツで.445となります。

これだけでもイチローの262本達成時の後半戦成績がどれほどすごかったか伝わる気がしますがそれをFangraphsのデータでみていきましょう。

21世紀以降で後半戦200打数以上の打者の打率トップが以下(打率の横の数字は安打数)。

2015 Joey Votto(CIN) .362 85
2014 Buster Posey(SF) .354 85
2013 Victor Martinez(DET) .361 91
2012 Buster Posey(SF) .385 99
2011 Miguel Cabrera(DET) .385 99
2010 Josh Hamilton(TEX) .384 68
2009 Magglio Ordonez(DET) .375 75
2008 Manny Ramirez(BOS→LAD) .388 87
2007 Norris Hopper(CIN) .365 70
2006 Vladimir Guerrero(LAA) .368 99
2005 Victor Martinez(CLE) .380 100
2004 Ichiro Suzuki(SEA) .429 143
2003 Barry Bonds(SF) .388 52
2002 Barry Bonds(SF) .404 69
2001 Jason Giambi(OAK) .367 87

イチロー以外に4割超えてるのは全盛期ボンズだけという。

さらにデータが確認できる1974年まで遡ってみても4割超えは以下の3人。

1998 Larry Walker(COL) .402 84
1993 Tony Gwynn(SD) .400 76
1980 George Brett(KC) .421 118

さらにさらに安打数でみて120本の選手が以下5人だけ。130本到達者は存在せず。

2000 Johnny Damon(KC) 127 .386
1985 Wade Boggs(BOS) 123 .395
1983 Cal Ripken(BAL) 127 .352
1980 Cecil Cooper(MIL) 125 .372
1980 Dave Stapleton(BOS) 120 .329


こうしてみるとイチロー超えなるか…とザワザワするのは前半戦140本くらい打ってからですかねぇ。

2016年7月11日月曜日

1960~1982年のセ・パシーズン最多投球試合

面白い集計があったので紹介

クラシックSTATS鑑賞 : シーズン最多投球数・1960~1969

クラシックSTATS鑑賞 : シーズン最多投球数・1970~1982


この中で大量失点(6失点以上)、完投、チームが負けているものを抜き出してみると

1965 小山正明 10回完投(167球)9失点
1967 堀内恒夫 9回完投(165球)6失点
1975 山口高志 9回完投(173球)6失点 なおダブルヘッダー1試合目
1982 山田久志 9回完投(193球)7失点(自責5)

完投という条件を抜くと追加されるのは以下

1969 金田留広 9回1/3(168球)7失点
1978 堂上照 7回2/3(164球)7失点
1980 柳田豊 8回2/3(202球)10失点 なおダブルヘッダー2試合目

8失点で8回完投(161球)の藤浪は60~70年台でも異常な使われ方だったかもしれないですね…。

前半戦最後の登板で休養はたっぷりとれるという条件や、監督自身が骨折しても試合に出続けるような人だったというのもあるでしょうが意味のあるものになるかは甚だ疑問です。