2016年6月2日木曜日

敗戦処理で出てきたキャッチャーが155キロの球を投げる



パドレスのクリスチャン・ベタンコート捕手が衝撃の「投手デビュー」を果たした。5月31日(日本時間1日)の敵地マリナーズ戦で、4-16と大差がついた8回から4番手としてマウンドへ。投手顔負けの最速96マイル(約155キロ)の直球に加え、“最遅”54マイル(約87キロ)のナックルボールも駆使し、68キロの落差でマリナーズ打線を翻弄。2/3回を無安打3四死球無失点で降板した。
【米国はこう見ている】 155キロの直球に87キロのナックル…パドレス捕手が衝撃の「投手デビュー」 | Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―
この投げ方で96マイルとは…。彼が打者に対峙して投球したのは13、4歳以来だったとのことです。

ちなみにこの試合、ベタンコートは捕手で先発し、左翼→投手→セカンドと4つのポジションをこなしましたがこれは1913年以来5人目の出来事だったとのこと。
打撃では3打数無安打といいところがなかったものの一生の思い出に残る試合となるでしょうね。


ところでそういや元キャッチャーのリリーフって結構いるよなって思ったので調べてみました。

トロイ・パーシバル(Troy Percival)
マリナーズ全盛期のエンゼルスの抑えとかK・ロッドの前の抑えとか言えばわかりやすいでしょうか。通算358セーブの偉大なクローザー。
1990年にエンゼルスに入団も翌年には投手転向、1995年にはメジャーに定着し96年からはクローザーとして退団する2004年まで毎年27セーブ以上をあげる活躍。
全盛期には最速102マイルのフォーシームを投げていた豪腕。

ジェイソン・モット(Jason Motte)
2003年にカージナルス入団も打撃がサッパリ(マイナー通算打率.191)で06年に投手転向。
08年には早くもメジャーデビューを果たし10、11年にはセットアップとして活躍、12年にはリーグ最多タイの42セーブを挙げる活躍。
全盛期は100マイルのフォーシームを投げたが現在は95マイル程度。

カルロス・マーモル(Carlos Marmol)
1999年に17歳でカブスと契約。2001年に野手としてプロデビューも03年から投手転向。
06年には主に先発投手としてメジャーデビューを果たす。
07年からはセットアップ、クローザーとして活躍も13年から成績が急降下しその後はメジャー登板なし。
今年レッドソックスの春季キャンプに参加するもリリースされその後の消息不明。
全盛期は97マイルのフォーシームに3種類のスライダーを使いわけていた。

ケンリー・ジャンセン(Kenley Jansen)
2004年にアマチュアFAでドジャースに入団。2009年3月にはオランダ代表の捕手として第2回WBCに参加も投手に転向。
翌年のシーズン後半戦には早くもメジャー昇格。12年からはクローザーに定着し4年連続25セーブ以上を記録。今年も既に15セーブの活躍をしている。
最速99マイルのカットボールを軸にフォーシーム、スライダーを使用。

クリス・ハッチャー(Chris Hatcher)
2006年のドラフトでマーリンズから指名を受け入団し2010年にはメジャー昇格も果たす。
11年から投手に転向し昨季からはドジャースでプレイ。
最速98マイルのフォーシームを軸に複数の球種を投げ分ける。
31歳になるが未だ球威は衰え知らず。

NPBでもいないかと調べてみましたが投手経験のない選手の転向は萩原淳(内野手から)のみ?
この萩原選手は91年にドラ2でオリックスに入団した選手だったりします(ドラ4はイチロー)。

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